【GAS実践】Webサイトからの「問い合わせメール」をスプレッドシートに連携してみよう!
公開日:2022年10月12日 更新日:2022年10月12日
記事概要
GAS(Google Apps Script)で、Gmailとスプレッドシートを連携するプログラム例の紹介です!
現行、自社のWebサイトの問い合わせフォームをPHPなどで作成しており、Gmailで問い合わせ内容を受信するようなサイトをお持ちの方が活用できるGASです。
弊社が、お客様から相談を受けた事例をもとに簡略化した形で公開いたします。
前提条件
GAS(Google Apps Script)の基礎を身につけていること
もし、基礎に不安がある方は、以下Udemy教材を使うと基礎から学ぶことができるので、そちらの受講をオススメします!
要件定義
- Webサイトからの「問い合わせ」をメールで受け取っている。
- 外部の業者に開発を委託している
- 問い合わせメールの内容を手作業でスプレッドシートにコピペしている。
- 従業員の方が毎日、メール内容をスプレッドシートにコピペする手間が大変でミスも発生している
- コピペ作業をGASで自動化したい
- スプレッドシート(問い合わせ一覧)は以下の通り
業務フロー
- お客様:HPの問い合わせページで名前等入力する
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
- ご質問
- Webシステム(PHPなど):問い合わせ内容をメールで送信する
Plain Text
- GAS:問い合わせメールの内容をスプレッドシートに連携する
- 問い合わせメールを「from(送り主メールアドレス)」と「subject(件名)」、「after(日付)」で検索する
- メール内容から正規表現を使って抽出する
- 抽出した内容をスプレッドシートの形式に変換する
- 変換したデータをスプレッドシートに追加する
GASサンプルのデモ
GASサンプルの使い方
- 自分のGoogleドライブにサンプルのスプレッドシートをコピーする
- 「コピー作成」をクリックすると、自分のGoogleドライブにコピーされます
- 問い合わせ用メールアドレスから自分宛(この例だとyamada@example.com)に以下の文面のGメールを送信します。
Plain Text

- Google Apps Scriptのコードを開きます
- メニュー > 拡張機能 > Apps Script

- mainメソッドの
mailFrom
を問い合わせ用メールアドレスに変更します
JavaScript
- スプレッドシートの「問い合わせメールを取得する」ボタンを実行します

- スプレッドシートに問い合わせメールの内容が1行追加されます。
以上です。
まとめ
Webサイトからの問い合わせメールをGmailで受信しスプレッドシートに連携してみました。
自社のホームページの問い合わせフォームをPHPなどで作成していて、問い合わせ内容がメールが送信されてくるような状態でご活用いただければ幸いです。特に手作業でメール内容をスプレッドシートにコピペするような業務があれば自動化のメリットがあるかと思います。
Google Apps Script 開発入門の教材紹介

□ 概要
40のスキル習得をゴールとして、基礎文法の学習、5つの活用事例の学習、スキル習得を促す理解度テストなどを用意。
講座終了後には、40のスキルを活用してGoogle Workspaceアプリ連携による業務効率化ができるようになります。
□ こんな方にオススメ
- プログラミングによる業務効率化を体験してみたい方
- GoogleアカウントとWebブラウザ(Chrome推奨)があればOKです。
- プログラミング入門レベルから学ぶことができます。
- 会社や個人で Google Workspaceを使っている方
- 普段使っているGoogle Workspace(Gメール、スプレッドシートなど)を活用して、業務効率化のアイディアをすぐに試すことができます。
□ 学習内容
- JavaScriptの 基礎文法(ES2015)学習により、プログラミングの基礎を身につけることができます。
動画教材で扱っているソースコードは以下Githubに公開しております。
- 5つの事例を通して40のスキルを身につけ、Google workspaceサービス(Gmail、スプレッドシートなど)を連携できるプログラミングの応用力を身につけることができます。
- Google Apps Scriptを実務で活用する方法を理解することができます。
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