【v3対応版】マネーフォワードのクラウド請求書とGoogleスプレッドシートをGASでデータ連携する方法の紹介
公開日:2022年11月6日 更新日:2023年8月17日
記事概要
この記事は、マネーフォワード クラウド請求書 API v3 + GASを使用して、MFクラウド請求書とGoogleスプレッドシートのデータ連携方法を紹介する記事です。事業者情報や請求書一覧をAPIから取得する方法も解説しています。また、連携サンプル用のスプレッドシートも提供いたします。
スプレッドシートとGASの準備
まずは、スプレッドシートとGASを準備いたします。
GASエディタを起動
- Googleドライブで、スプレッドシートを新規作成
- GASエディタの起動
- メニュー > 拡張機能 > App Scriptをクリック
マネーフォワード クラウド請求書API連携用のライブラリを追加
- 今回、マネーフォワード クラウド請求書API連携用のGASライブラリの を使います。
- ライブラリの "+" をクリック
- スクリプトIDに以下入力して検索する
- 最新のバージョンを選択
- 「追加」ボタンをクリック
- 「MfInvoiceApi」というライブラリが追加される
MFのClient IDとClient Secretを取得する
次に、MFのアプリポータルからAPI連携に必要なとを取得し、GASのスクリプト プロパティに設定します。
- MFのアプリポータルのアプリ新規登録画面に遷移
- アプリ名称: [検証用]MFクライアント
- リダイレクトURI:
- 例:スクリプトIDが の場合
- スクリプトIDは、GASエディタの から取得してください。
- クライアント認証方式: を選択してください。
- アプリ詳細画面のとをメモ
- GASエディタのプロジェクト設定画面に遷移
- スクリプト プロパティにとを追加
- CLIENT_ID: MFアプリポータルの
- CLIENT_SECRET: MFアプリポータルの
初期設定
- GASエディタを起動します。
- に以下のコードをコピー&ペーストしてください。
- を実行
- トリガーを自動設定します。
- このトリガーによってMF請求書API連携用のメニューをスプレッドシートのメニューに追加します。
- メニューの表示
- スプレッドシートの画面を再読み込みしてください。再読み込みすると、スプレッドシートの起動時にトリガーが実行されます。
- メニューの表示されたらOKです。
ここまでで、スプレッドシートとGASの準備が完了です。
次に、API認証に必要なとをMFのアプリポータルから取得します。
マネーフォワード クラウド請求APIへの認証
ここまでで、接続に必要な環境と情報が揃ったので、マネーフォワード クラウド請求APIに認証して接続します。
- マネーフォワード クラウド請求APIへの認証処理を開始
- スプレッドシートメニュ > MF請求書API連携 > 認証処理を開始する
- Google権限を許可
- を再実行する
- マネーフォワード クラウド請求APIのサイトで認証処理を継続する
- をクリックする
- URLに認証に必要な情報が記載されています。
- ここでエラーが発生する場合は、以下、確認してください。
- リダイレクトURIが間違っていませんか?
- 認証処理しているGASとMF請求書に登録したリダイレクトURIが不一致の場合があります。
- クライアント認証方式でを選択しましたか?
- 初期値だと、 になっているので間違って設定する場合があります。
- 認証が成功したことを確認
- と表示されたら認証完了です
事業者情報をAPIから取得してみよう!
まずは、自分の事業者情報をAPIから取得してみましょう。
リファレンスは以下を参考にしました。
- 以下、 にコピー&ペーストしてください。
- getMyOffice関数を実行します。
- ログで事業者情報が無事に取得できたことを確認します。
- と表示されたら成功です。
- スプレッドシートのに取得したデータが追加されたことを確認します。
事業者情報のデータ
上記、 の変数officeには、以下のようなデータが格納されます。
例えば、name(事業者名) を取得したい場合は、 で取得することができます。
他のデータに関してもリファレンスを公開してますので、データ例を確認する場合は、以下のページで確認してください。
請求書一覧をAPIから取得してみよう!
続けて、請求書一覧をAPIから取得してみましょう。
リファレンスは以下を参考にしました。
- 以下、 にコピー&ペーストしてください。
- getBillings関数を実行します。
- ログで請求書一覧が無事に取得できたことを確認します。
- と表示されたら成功です。
- スプレッドシートのに取得したデータが追加されたことを確認します。
請求書のデータ
上記、 の変数billingsには、以下のようなデータが格納されます。
その他API(見積書、品目など)のデータ取得方法
以下、Githubに全てのサンプルコード(実装例)がありますので、そちらを参考にしていただければです。
完全版のスプレッドシートを提供します!
今回の記事で紹介した内容の完全版のスプレッドシートで提供します。興味のある方は、以下、「完全版を自分のGoogleドライブにコピーする」よりコピーしてご活用ください。
まとめ
マネーフォワード クラウド請求書 API v3 + GASで、MFクラウド請求書とGoogleスプレッドシートのデータ連携方法を紹介いたしましたがいかがだったでしょうか?
見積書、請求書をスプレッドシートで管理している企業様だと、素早くマネーフォワード クラウド請求書に連携できて便利なので是非、試してみてください。
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